SEO 対策は、検索する人に自社のページを見つけてもらい、選んでもらうための整備です。やることは多く見えますが、中小企業のホームページで最初にやることは多くありません。
この記事では、Google が公式のガイドで「効く」と説明していることと、「気にしなくてよい」と説明していることを分けて整理します。SITE PICK は検索順位のデータを持っていないので、順位がどれだけ上がるかといった効果の大きさは書きません。
まず整えるのは、ページの中身
Google の SEO スターター ガイドは、読む人が引き込まれ、役に立つと感じるコンテンツを作ることが、ガイドのほかのどの提案よりも、検索結果での見え方に影響する可能性が高い、としています。
会社のホームページでいえば、何をしている会社か、どこで何を頼めるか、いくらかかるか、どんな実績があるかが、検索する人の問いに答える形で書かれていることです。技術的な設定は、その中身を検索エンジンに正しく届けるためのものです。
検索する人の探し方に合わせてページを分ける
人は、サービスの名前・地域・事例・料金・よくある質問など、知りたいことごとに検索します。その単位でページがあると、その言葉で探している人に、そのページが答えられます。
今回集計した実際のサイトで、役割ごとに独立したページを置いていた割合は、サービス・事業内容が 46%、実績・事例が 39%、料金が 39%、よくある質問が 59%、アクセス・店舗情報が 27% でした。どのページを分けるかは業種で変わります。
業種ごとにどのページを置いているかは ホームページの構成のガイド にまとめています。
ページごとに title と説明文を書く
検索結果で見出しになる部分(タイトルリンク)は、ページの title などから作られます。Google のガイドは、よい title を「そのページに固有で、はっきりしていて簡潔で、ページの内容を正確に表しているもの」と説明しています。
検索結果の説明文(スニペット)のもとになる meta description についても、Google は、短く、そのページに固有で、ページのいちばん大事な点を含むものがよいとしています。
- 全ページ同じにしない すべてのページが「株式会社◯◯」だけ、という状態は、ページごとの違いが検索する人に伝わりません。「◯◯工事の流れ|株式会社◯◯」のように、ページの中身を先に書きます。
- 説明文は、そのページで分かることを書く 会社の紹介文を全ページに入れるのではなく、そのページを開くと何が分かるかを書きます。
リンクの文字で、行き先を伝える
Google のガイドは、適切なリンクの文字(アンカーテキスト)があれば、読む人も検索エンジンも、リンク先に何があるかを開く前に理解できる、としています。「こちら」「詳しくはこちら」ではなく、「施工事例を見る」「料金表」のように、行き先の中身を書きます。
気にしなくてよいこと
Google のガイドには、気にしなくてよいことの一覧もあります。SEO 対策としてよく聞くもののうち、次は時間をかけなくて構いません。
- meta keywords Google の説明では、Google 検索は keywords の meta タグを使っていません。
- 同じ言葉を何度も繰り返す 読む人を疲れさせるうえ、キーワードの詰め込みは Google のスパムに関するポリシーに反する、とされています。
- ドメイン名にキーワードを入れる ドメイン名や URL のキーワードだけでは、順位にほとんど影響しない、とされています。
- 文字数の目標 コンテンツの長さだけでは順位に関係しない(決まった文字数の目標は無い)、とされています。
検索に出るための前提を確かめる
中身と title を整えても、検索エンジンがページを読めなければ意味がありません。公開の設定で検索に出ないようにしたままになっていないか、スマホで内容が欠けていないかを確かめます。
作り方は 3 つ|完成済み・自作・オーダーメイド
作り方はどれでも選べます。優劣ではなく、向いているケースが違います。
- オーダーメイドで作る(制作会社に依頼) 要件を渡せば設計から任せられます。自社に合わせて一から作りたい場合や、撮影・原稿まで任せたい場合に向きます。SITE PICK でもオーダーメイド制作の相談を受け付けています。
- 自分で作る(自作) 費用は抑えられます。この記事の内容は、専門の道具が無くても自分で手を付けられるものです。まずページの分け方と、ページごとの title と説明文から始めます。
- 完成済みのサイトから選ぶ(完成済み) 構成・更新の仕組み・入口が組まれた状態を実物で確かめ、社名・写真・文章を差し替えて公開します。完成形を先に確認してから決めたい場合に向きます。この記事の集計は、その実際のサイトのデータです。