ホームページのアクセス解析は、どれだけの人が、どこから来て、何を見て、問い合わせまで進んだかを数えることです。中小企業のホームページなら、Google の無料のツールである Google アナリティクスと Search Console の 2 つで始められます。
この記事では、Google の公式ヘルプをもとに、2 つのツールの役割の違い、最初の設定、問い合わせの送信を数える方法を整理します。
2 つのツールの役割
| ツール | 分かること |
|---|---|
| Google アナリティクス | サイトに来た人が、どこから来て、どのページを見て、問い合わせなどの行動をしたか |
| Search Console | Google 検索でサイトがどれだけ表示され、どんな検索語でクリックされたか。検索に出るうえでの問題の通知 |
Search Console のヘルプは、Search Console に登録しなくても Google 検索にサイトを表示させることはできるが、登録すると Google がサイトをどう認識しているかを理解し、改善できるようになる、と説明しています。同じヘルプは、ウェブサイトにかける時間があまりない中小企業の経営者なら Search Console を使う必要はまったくないかもしれない、とも書いています。まず Google アナリティクスで問い合わせを数え、検索の状況を詳しく見たくなったら Search Console を足す順番でも構いません。
Google アナリティクスの最初の設定
Google アナリティクスのヘルプに沿うと、最初の設定は次の順番です。
- アナリティクスのアカウントを作る
- プロパティを作る(名前、レポートのタイムゾーン、通貨を選ぶ)
- ウェブサイトのデータ ストリームを追加する
- Google アナリティクスのコード(タグ)をサイトに入れる
タイムゾーンは日本にしておきます。ヘルプによると、タイムゾーンの変更はそれ以降に集めるデータにだけ反映されます。アカウントは、担当者個人ではなく会社で管理できる Google アカウントで作り、制作会社には権限を付けて渡すと、依頼先が変わってもデータが残ります。
問い合わせの送信を「キーイベント」として数える
会社のホームページでいちばん数えたいのは、問い合わせの件数です。今回集計した実際のサイトでは、99% が問い合わせフォームを持っていました。
Google アナリティクスでは、ビジネスにとって重要な行動を「キーイベント」として印を付けて数えます。ヘルプでは、問い合わせを送った人が確認ページ(サンクスページ)に移ったときを数える例として、ページを見たというイベント(page_view)から、確認ページの URL に絞った新しいイベントを作り、それをキーイベントにする手順を紹介しています。
また、Google が推奨するイベントの一覧には、問い合わせのためにフォームやリクエストを送信したときに送る generate_lead があります。フォームの送信後に確認ページが無い作りなら、こちらの方法で数えます。
数えたあとに何を見て、どこを直すかは ホームページの集客方法 の「集客後に何を測るか」で整理しています。
Search Console で見られること
Search Console のヘルプは、次のことができると説明しています。
- 検索での表示とクリック サイトが検索結果に表示された頻度、表示されたときの検索語、クリックされた頻度。
- インデックスの問題 Google がサイトを見つけて読めているかの確認と、新しいページや直したページのインデックス登録のリクエスト。
- 問題の通知 インデックス登録やスパムなどの問題を Google が見つけたときのアラート。
AI の回答(AI による概要など)に表示された分も検索の数字に含まれることは AIO・LLMO 対策 で説明しています。
入れたら、プライバシーポリシーに書く
Google アナリティクスの利用規約は、使う事業者にプライバシーポリシーの公開を求め、Cookie などデータの収集に使う技術を使っていることと、Google アナリティクスを使っていること、データが収集・処理される仕組みを開示するよう求めています。
書き方は プライバシーポリシーの書き方 で整理しています。
作り方は 3 つ|完成済み・自作・オーダーメイド
作り方はどれでも選べます。優劣ではなく、向いているケースが違います。
- オーダーメイドで作る(制作会社に依頼) 要件を渡せば設計から任せられます。自社に合わせて一から作りたい場合や、撮影・原稿まで任せたい場合に向きます。SITE PICK でもオーダーメイド制作の相談を受け付けています。
- 自分で作る(自作) 費用は抑えられます。Google アナリティクスも Search Console も無料で、この記事の手順は自分で進められます。
- 完成済みのサイトから選ぶ(完成済み) 構成・更新の仕組み・入口が組まれた状態を実物で確かめ、社名・写真・文章を差し替えて公開します。完成形を先に確認してから決めたい場合に向きます。この記事の集計は、その実際のサイトのデータです。