最終更新:10 月 24 日 02:09(日本時間)
窓口の内容が変わったら追記します。
すぐ見る:どうすればいい? / 窓口の概要 / 相談の前にそろえること / 経緯
要点
IPA「不正アクセス特別相談窓口」(2026 年 10 月 16 日開設)
- IPA(情報処理推進機構)が、不正アクセスによる個人情報の漏えいが相次いでいることを受けて、2026 年 10 月 16 日 13 時に「不正アクセス特別相談窓口」を開いた
- 対象は企業・組織。実際に被害を受けている、またはその可能性がある出来事が起きている企業や組織が、初動対応の支援を受けられる。メールに加えて電話でも相談できる
- 起きていることを聞き取って、被害の可能性や応急処置について助言し、インシデント対応を行う専門業者の一覧や、ほかの相談・報告先を紹介する
どうすればいい?
状況ごとに、まずやること
不正アクセスの被害が疑われる企業・組織
- 窓口の電話番号(03-6759-5760)とメールアドレスを、IPA の公式サイトの発表や特設サイトで確かめて相談する
- 電話の受付は平日 9 時 30 分〜17 時 30 分(12 時〜13 時を除く)。時間外はメールで相談する
- 気づいた日時と、何がおかしいのかを書き出してから連絡すると、話が早い(この記事での整理)
いまは被害がない企業・組織
- 窓口の番号を、社内の緊急時の連絡先の一覧に加えておく(この記事での整理)
- ホームページや会員サービスを誰が管理していて、ログがどこにあるかを確かめておく(この記事での整理)
詳しくは:窓口の概要 / 相談の前にそろえること
この記事では、情報セキュリティの相談窓口や注意喚起を担う独立行政法人 IPA(情報処理推進機構)が開いた「不正アクセス特別相談窓口」について、IPA の 10 月 16 日のプレス発表だけをもとに、誰が、どんなときに、何を相談できるのかと、相談の前に手元でそろえておくことを整理します。
何が書かれているか
窓口を開いた背景から見ていきます。IPA は、国内の金融機関や通信事業者など幅広い事業者から、不正アクセスの被害による情報漏えいの公表が相次いでいるとしています。とくに、大量の個人情報を扱うオンラインサービスやアカウントのサービスのシステムに侵入され、個人情報を含むデータが盗まれる事案が複数分かっているとしています。そのうえで、中小企業を含む企業や組織は、いま起きていることから不正アクセスや情報漏えいの可能性を確かめ、応急処置などの初動対応を行うことが重要だとしています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 開設日 | 2026 年 10 月 16 日(金曜日)13 時 |
| 対象 | 企業・組織。実際に被害を受けている、またはその可能性がある出来事が起きている企業や組織 |
| 相談方法 | 電話(03-6759-5760)とメール。メールアドレスは IPA の発表のページで確かめる |
| 電話の受付時間 | 平日 9 時 30 分〜17 時 30 分(12 時〜13 時を除く) |
| 相談できること | インシデントが起きたときの初動対応の相談。起きていることを聞き取って被害の可能性を助言する/被害が出ている場合は応急処置の案を助言する/インシデント対応を行う専門業者の一覧を紹介する/ほかに必要な相談・報告先を紹介する |
発表には、相談の費用や、窓口が調査や復旧の作業そのものを行うかどうかは書かれていません。窓口の役割は、助言と、専門業者やほかの相談先の紹介です。詳しい内容は、IPA の「不正アクセス対策特設サイト」に載っています。
経緯
| 日付 | できごと |
|---|---|
| 2026 年 10 月 16 日 | 「不正アクセス特別相談窓口」を 13 時に開設 |
| 10 月 9 日 | 不正アクセスによる漏えいなどの事案を受けて、速やかに行う点検と対策をまとめた注意喚起を公開(発表の参考情報に挙げられているもの) |
相談の前にそろえること
ここからは、窓口が「起きている事象をヒアリング」するとしていることから、相談の前の準備として、手元でそろえておくと伝えやすいことをまとめたものです(この記事での整理)。
- 気づいた日時と、何がおかしいのか(見覚えのないログイン、ページの書き換え、お客様からの連絡など)
- 関係しそうなシステム(ホームページ、会員サービス、メール、クラウドサービスなど)と、それぞれを管理している会社や担当者
- すでにやったこと(パスワードの変更、サーバーの停止など)と、その時刻
- 画面の写真や、届いたメール。ログやファイルは消したり書き換えたりせずに残しておく
自社で見直すこと
いまは被害がない会社でも、いざというときに慌てないために見直しておきたいことです(この記事での整理)。
- 緊急時の連絡先を 1 枚にまとめる IPA の窓口、警察の相談窓口、サーバー会社、ホームページの制作・保守を頼んでいる会社、社内の責任者の連絡先を 1 枚にまとめ、すぐ見られる場所に置く。
- ログがどこに、どれだけ残るかを確かめる サーバーのアクセスログや管理画面のログイン履歴が残る設定になっているか、どれくらいの期間残るかを、サーバー会社や制作会社に確かめる。ログが無いと、何が起きたかを調べられない。
- 頼める専門業者を決めておく 窓口は専門業者の一覧を紹介してくれるが、ふだんからホームページの保守を頼める相手がいれば、最初の切り分けを早く進められる。
ほかの最近の出来事は 「最近のサイバー攻撃と対策」、ホームページの安全対策の基本は 「ホームページのセキュリティ対策」、続けて備える体制の考え方は 「ホームページの保守」 にまとめています。
作り方は 3 つ|完成済み・自作・オーダーメイド
作り方はどれでも選べます。優劣ではなく、向いているケースが違います。
- オーダーメイドで作る(制作会社に依頼) 要件を渡せば設計から任せられます。自社に合わせて一から作りたい場合や、撮影・原稿まで任せたい場合に向きます。SITE PICK でもオーダーメイド制作の相談を受け付けています。
- 自分で作る(自作) 費用は抑えられます。そのかわり、ログの確認や更新、何かあったときの最初の対応を、公開後もずっと自分で続けることになります。
- 完成済みのサイトから選ぶ(完成済み) 構成・更新の仕組み・入口が組まれた状態を実物で確かめ、社名・写真・文章を差し替えて公開します。完成形を先に確認してから決めたい場合に向きます。この記事の集計は、その実際のサイトのデータです。