本文へスキップ

一次データ 読了 約8分

ホームページの運用で自分でできることは?お知らせや実績の更新など。

公開後に自分でできることは、作る前に決まります。増える情報の洗い出し、更新の仕組み 3 種、払い続ける費用、誰が触るかの決め方をまとめました。

机の上でノートパソコンを開き、増えていくお知らせの一覧に 1 件を足しているイラスト

公開したあとに自分でできることは、作る前に決まっています。更新の仕組みを持っていないページは、文章を 1 行直すにも依頼が要ります。

この記事は、公開後 1 年に何が起きるかを先に書き出し、自分でできる更新と外注(依頼)に回す作業の分け方、必要な仕組み、維持費(払い続ける費用)、担当の決め方を、実際のサイトの更新機能のデータで整理するものです。

公開後 1 年で増える情報を書き出す

運用の量は、サイトの大きさではなく「増える情報の種類」で決まります。まず、自社で 1 年のうちに増えるものを書き出してください。

更新は、サイトの信頼性についての指針にも入っています。スタンフォード大学の研究チーム(Web Credibility Project)が研究をもとにまとめた指針(2002 年)には「内容をこまめに更新する(少なくとも、最近見直したことを示す)」が挙げられ、最近更新・見直しされたことが分かるサイトほど、人は信頼しやすいと説明されています。お知らせや実績を足し続けるのは、この「最近も動いている会社だ」と伝える手段にもなります。ただし日付だけを新しくするのは逆効果です。Google は、内容を実質的に変えていないのに新しく見せるためにページの日付を変えていないか、を自己点検の問いに挙げています。

  1. 告知(営業日・休診日・キャンペーン・採用の募集)
  2. 積み上がる実績(施工事例・症例・納入事例・作品)
  3. 人の入れ替わり(スタッフ・担当者・資格)
  4. 値段と条件(料金表・プラン・対応エリア)

1 つも当てはまらない会社はほとんどありません。逆に、4 つすべてが毎月増える会社も多くはありません。当てはまるものだけに仕組みを用意します。

更新の仕組みは 3 種類しかない

自分で更新するための仕組みは、大きく 3 つです。括弧内は、今回集計したサイトがその機能を持っている割合です。

  • お問い合わせフォーム(搭載率 99%) 受け取る側の仕組みです。運用で触るのは送信先と自動返信の文面で、どちらも公開前に決めておきます。
  • お知らせ・ブログ(搭載率 87%) 文章だけで足せる一覧です。告知が年に数回でもあるなら、これがないと毎回依頼になります。
  • 専用の投稿タイプ(搭載率 68%) 実績・診療科目・スタッフのように、同じ形で増えていくものを一覧にします。増える前提のものはここに入れておきます。

先ほど書き出した「増えるもの」と、この 3 つを突き合わせます。増えるのに仕組みが無い項目が、公開後に毎回依頼が発生する場所です。

どこまで自分で変えられるか

自分でできること、依頼が要ること

同じ「更新」でも、自分で完結するものと、構成に触るため依頼が要るものがあります。公開前にどちらか決めておくと、あとで揉めません。

公開後の作業の分担(この記事での整理)
やりたいこと 公開後 理由
お知らせ・営業日の告知 自分でできる お知らせの仕組みがあれば、文章を書いて公開するだけ
実績・事例を足す 自分でできる 専用の投稿タイプがあれば、固定ページを作らずに 1 件ずつ増やせる
スタッフの入れ替え 自分でできる 一覧の仕組みがある場合。固定ページだと依頼が要ることが多い
料金の改定 場合による 表が固定ページなら依頼、投稿の一覧なら自分で直せる
写真の差し替え 場合による 同じ場所の入れ替えは自分で、並び方を変えるなら依頼
ページを 1 枚増やす 依頼が要る 構成とナビが変わるため。増やす前提のものは投稿の一覧にしておく
フォームの項目を変える 依頼が要る 送信先や自動返信の設定も合わせて直す必要がある
デザインを変える 依頼が要る 一部の色や画像で済むこともある。先に相談して範囲を決める

この表は作業の分け方を整理したもので、集計から出した数値ではありません。どこまで自分で触れるかは、選んだ作り方と契約によって変わります。

公開したあとも払い続ける費用

作る費用とは別に、持ち続けるための費用がかかります。内訳は 3 つに分かれます。

  • ドメインとサーバー 住所と置き場所の費用です。どの作り方を選んでも別にかかります。契約者が誰かを先に決めておきます。
  • 更新を誰かに頼む費用 自分で触れない範囲を依頼する分です。自分でできる範囲を広げるほど小さくなります。
  • 外部サービスの利用料 予約・決済・地図・解析など。使うものだけ契約し、使っていないものは公開前に外します。

保守費用の相場は、この記事では出しません。集計しているのは販売しているサイトの中身で、他社の保守契約の金額は持っていないためです。金額を比べるときは、何をどこまでやる契約かを先に揃えてください。

SITE PICK では、更新の仕組みの数が価格に含まれ、公開後 3 か月は支援がつきます。ドメインとサーバーの費用は別で、購入者の負担です。

公開までの進み方とサポート 価格の分布と価格の決まり方

写真と文章が続かない前提で作る

運用が止まる理由で多いのは、機能が無いことではなく、載せる写真と文章が出てこないことです。続けられる量に、最初から設計を合わせます。

今回集計したサイトのうち 124 件(86%)は、写真が少なくても成立する、顔を写さなくてよい、と設計の段階で決めています。撮影を続けられないなら、そもそも写真に依存しない構成を選ぶほうが現実的です。

文章も同じです。毎回 1,000 字書く前提にせず、3 行で成立する形にしておくと続きます。

誰が更新するかを決める

仕組みがあっても、担当が決まっていないと止まります。決めることは 3 つです。

  1. 普段の更新をする人。1 人に寄せず、2 人が触れる状態にしておく
  2. 管理画面に入れる人の範囲。退職・異動のときに誰が止めるか
  3. ドメイン・サーバー・解析の契約を持つ人。担当者個人の私物にしない

運用の対象は思ったより多くなります。今回集計したサイトのうち 61 件(42%)は 13 ページ以上で、ページが増えるほど「触っていないページ」も増えます。年に 1 回、古い記載を見直す日を決めておくと溜まりません。

業種ごとに、どのページがよく置かれているか

実例:同じ歯科医院向けで、更新の仕組みが違う 2 つ

同じ業種向けでも、運用の前提が違うと中身が変わります。完成済みのサイトから 2 つ並べます。

違いは 2 つです。

  1. 更新の仕組みの数。少ないほうは 2 つ、多いほうは 3 つです。多いほうは診療科目を一覧として持ち、増やすときに依頼が要りません。
  2. 運用の対象になるページ数。10 ページと 15 ページです。増える一覧を持つほうが、固定ページを増やさずに情報を足せます。

診療科目が当分変わらないなら前者で足ります。科目やメニューを増やす予定があるなら後者のほうが、公開後の手間が減ります。

作り方は 3 つ|完成済み・自作・オーダーメイド

運用の前提が決まれば、作り方はどれでも選べます。優劣ではなく、向いているケースが違います。

作る前に決めること(リニューアルの記事)

この記事のデータについて

調査対象: 2026年9月24日 時点で SITE PICK が販売していた実際のサイト 145 件。記事中の数値はこの日の集計で固定しています(最新の集計は公開データのページにあります)。売れた数や購入者に基づく数値は、十分な実売データが揃うまで掲載しません。 集計方法と元データ

参考にした外部の資料(2 件)

  1. スタンフォード大学の研究チームcredibility.stanford.edu・2026.9.25 確認
  2. Google 検索セントラルdevelopers.google.com・2026.9.25 確認

あわせて読みたい