本文へスキップ

選び方・手順 読了 約6分

小規模事業者持続化補助金でホームページを作るときの注意点|ウェブサイト関連費の決まり

持続化補助金でホームページを作るときの決まりを、第 20 回公募要領(第 8 版)の原文に沿って整理しました。

窓口で係の人に書類を見せて相談している人のイラスト

小規模事業者持続化補助金は、小規模事業者が経営計画を作り、その計画に沿って行う販路開拓などの取り組みにかかる経費の一部を補助する制度です。ホームページの制作や改修も、条件を満たせば「ウェブサイト関連費」として対象になります。

この記事は、商工会議所地区の事務局が公開している「小規模事業者持続化補助金<一般型 通常枠>第 20 回公募 公募要領(第 8 版・2026 年 7 月 21 日)」をもとに書いています。条件は公募の回ごとに変わるので、申請の前に、最新の公募要領と、地域の商工会・商工会議所に確かめてください。なお、SITE PICK はホームページを販売しているので、この補助金に利害があることをお断りしておきます。

対象になる事業者

公募要領では、小規模事業者かどうかを業種ごとの常時使用する従業員の数で判断します。会社役員や同居の親族従業員は、この人数に含まれません。

小規模事業者の範囲(第 20 回公募要領)
業種 常時使用する従業員の数
商業・サービス業(宿泊業・娯楽業を除く) 5 人以下
サービス業のうち宿泊業・娯楽業 20 人以下
製造業その他 20 人以下

補助率と上限

補助率は対象経費の 3 分の 2(賃金引上げ特例のうち赤字事業者は 4 分の 3)、補助上限は 50 万円です。インボイス特例や賃金引上げ特例の要件を満たすと、上限が上乗せされます。

補助金は後払いで、自己負担が必要です。審査があり、不採択になる場合もあります。

ホームページの費用は「ウェブサイト関連費」

ウェブサイト関連費は、販路開拓などのためのウェブサイトや EC サイト、システムの開発・構築・更新・改修・運用にかかる経費です。公募要領には、ホームページで申請するときに特に気をつける決まりが書かれています。

  • 単独では申請できない 公募要領では、ウェブサイト関連費のみによる申請はできず、ほかの経費と一緒に申請することになっています。
  • 申請額の上限は 30 万円 ウェブサイト関連費の補助金交付申請額の上限は 30 万円(税込)です。
  • 50 万円以上なら処分に制限 50 万円(税抜き)以上の費用で作成・更新したウェブサイトは「処分制限財産」に当たり、一定の期間(通常は取得日から 5 年間)、目的外の使用や廃棄などが制限されることがあります。
  • 公開まで終えること 補助事業期間内に運用に至らなかったホームページ・ランディングページは、対象外の例に挙げられています。

対象になる例には、商品販売のためのウェブサイト作成や更新、効果や作業内容が明確なウェブサイトの SEO 対策、ウェブサイトに載せる宣材写真の制作費用などが挙げられています。一方、ウェブサイトに関連するコンサルティングやアドバイスの費用、既に導入しているソフトウェアの更新料は対象外の例です。

いちばん大事なのは、発注と支払いの時期

補助対象になる経費は、交付決定日以降に発生し、補助事業期間中に支払が完了したものです。交付決定の前にホームページを発注したり支払ったりすると、その費用は対象になりません。

第 20 回の申請受付は 2026 年 11 月 5 日から 12 月 15 日 17 時まで(予定)で、商工会・商工会議所が発行する事業支援計画書(様式 4)の受付締切は 12 月 4 日です。申請には GビズID プライムのアカウントも要ります。どれも日程が変わることがあるので、公募要領で確かめます。

申請の前に確かめること

  1. 最新の公募要領で、対象者・対象経費・日程を読む
  2. ホームページが、販路開拓の計画の中でどんな役割を持つかを書けるか(ウェブサイト関連費だけでは申請できない)
  3. 見積もりの中身が、対象になる経費と対象外の経費に分かれているか
  4. 交付決定の後に発注し、補助事業期間中に公開と支払いを終えられる日程か
  5. 地域の商工会・商工会議所に相談し、事業支援計画書の発行を締切までに依頼できるか

公募要領は、事業計画づくりの支援で、サービスの内容とかけ離れた高額なアドバイス料金を請求する業者に注意するよう呼びかけています。第三者の支援を受けた場合は、その相手と金額を申請書に書く必要があります。

見積もりの比べ方は ホームページ制作会社の選び方 で、公開後にかかる費用は ホームページの維持費 で整理しています。

作り方は 3 つ|完成済み・自作・オーダーメイド

作り方はどれでも選べます。優劣ではなく、向いているケースが違います。

  • オーダーメイドで作る(制作会社に依頼) 要件を渡せば設計から任せられます。自社に合わせて一から作りたい場合や、撮影・原稿まで任せたい場合に向きます。SITE PICK でもオーダーメイド制作の相談を受け付けています。
  • 自分で作る(自作) 費用は抑えられます。社内で作れる人がいて、公開後の更新も自分で続けられる場合に向きます。
  • 完成済みのサイトから選ぶ(完成済み) 構成・更新の仕組み・入口が組まれた状態を実物で確かめ、社名・写真・文章を差し替えて公開します。完成形を先に確認してから決めたい場合に向きます。この記事の集計は、その実際のサイトのデータです。

この記事のデータについて

参考にした外部の資料(1 件)

  1. 小規模事業者持続化補助金事務局r6.jizokukahojokin.info・2026.9.26 確認

あわせて読みたい