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会社概要の書き方|実際のサイトが載せている項目から

会社概要は、読む人が「実在して、信用できる相手か」を確かめる場所です。実際のサイトがどの項目を載せているかを集計し、基本の項目と、業種によって足す項目に分けて整理しました。

向かい合って座り、会社案内の冊子を手渡している 2 人のイラスト

会社概要は、読む人が「実在していて、頼んでよい相手か」を確かめる場所です。書く内容は、その確認に必要なものだけで足ります。

この記事では、ひな形を並べる前に、実際のサイトの会社概要ページで何がどれくらい書かれていたかを見ます。そのうえで、基本項目と事業別に追加する情報を分けて、自社に要る項目を選びます。

会社概要は何のためのページか

今回集計した 145 サイトのうち、信頼してもらうことを目的に含むものは 109 件でした。会社概要は、その目的を受け止める場所です。

読む人は、取引先、求職者、初めて問い合わせる人です。共通して確かめたいのは「どこにある、誰がやっている、何をしている会社か」の 3 つです。ここが書かれていれば、体裁は自由です。

訪問者がサイトを信頼するかどうかを何で判断しているかは、研究でも調べられています。スタンフォード大学の研究チーム(Web Credibility Project)は、3 年間・参加者 4,500 人以上の研究をもとに、サイトを信頼してもらうための指針を 2002 年にまとめました。その中に、次の 3 つがあります。

  • 実在する組織が運営していることを示す いちばん簡単な方法は所在地を載せること。事務所の写真も手がかりになる、とされています。
  • 誠実な人が運営していることを示す まず、サイトの後ろに実際の人がいることを見せる、とされています。
  • 連絡を取りやすくする 電話番号・所在地・メールアドレスをはっきり載せる、とされています。

指針は、こうした情報を示すとサイトの信頼性が上がると説明しています。ここで挙げられている所在地・運営している人・電話番号は、会社概要の基本の項目そのものです。つまり会社概要は、訪問者が「本当にある会社か」「誰がやっているか」「連絡がつくか」を確かめるための手がかりを、1 か所にまとめて示すページです。これが、会社概要にこれらの項目を書く理由です。

この指針は 2002 年のものです。細かな推奨をそのまま今に当てはめるのではなく、「訪問者が何を手がかりに信頼を判断するか」の整理として参照しています。

Google も、役に立つコンテンツかを自己評価する問いの中で、信頼できる情報の示し方として「サイトを運営している組織の背景(運営者を紹介するページ=About ページなど)」を挙げています。

なお、会社案内を独立したページとして置いているサイトは 57% でした。小さなサイトではトップページの中にまとめることもあります。

実際のサイトでは何が書かれていたか

会社概要にあたるページを持つサイト 82 件のうち、見出しのラベルを機械的に読み取れた 70 件を数えました。下の割合は、その 70 件の中で各項目がラベル付きで書かれていた割合です。

会社概要ページでラベル付きで書かれていた項目
項目 掲載率
社名 69%
所在地 67%
代表者 61%
設立・創業 61%
事業内容 54%
従業員数 51%
電話番号 41%
許認可・資格 36%
営業時間 31%
資本金 29%
アクセス 21%
取引銀行 20%
対応エリア 16%

この割合は「載せるべき項目の順位」ではありません。数えているのは、その項目が見出しのラベル付きで明示的に書かれていたかどうかだけです。ヘッダーや別のページで分かる情報、文章の中に書かれた情報、ラベルの言い回しが違うものは数に入りません。たとえば社名の割合がすべてのサイトで立たないのは、社名が無いという意味ではなく、ヘッダーやフッターで分かるため会社概要の表に再掲していない場合があるからです。

集計方法と元データ

まず書く基本の項目

業種を問わず、次の項目があれば「どこにある、誰がやっている、何をしている会社か」は伝わります。

  • 社名(掲載率 69%) 正式名称で書きます。屋号と法人名が違う場合は両方。
  • 所在地(掲載率 67%) 番地まで。地図を置くなら別項目にします。
  • 代表者(掲載率 61%) 肩書きと氏名。個人事業なら屋号と代表者名。
  • 電話番号(掲載率 41%) 受けられる番号だけ。出られないなら書かない選択もあります。
  • 設立・創業(掲載率 61%) 年だけで足ります。創業が古いこと自体が材料になります。
  • 事業内容(掲載率 54%) 一覧は短く。詳しくは事業内容のページへ渡します。

事業に応じて足す項目

次の項目は、必要な業種とそうでない業種がはっきり分かれます。掲載率が低いものは不要という意味ではなく、要る業種が限られるという意味です。

  • 従業員数(掲載率 51%) 規模を見て判断される仕事で。人数が少ないこと自体は不利になりません
  • 資本金(掲載率 29%) 取引の前に確認されることがある業種で
  • 許認可・資格(掲載率 36%) 建設業許可、免許、登録番号など。無いと依頼できない仕事があります
  • 営業時間(掲載率 31%) 来店・来院・電話の受付がある場合
  • アクセス(掲載率 21%) 来てもらう場合。最寄り駅、駐車場の有無
  • 対応エリア(掲載率 16%) 出向く仕事で。どこまで行くかを先に示す
  • 取引銀行(掲載率 20%) 与信の材料として見られる業種で

判断は「この項目が無いと、読む人が次に進めないか」で決めます。進めるなら書かなくて構いません。

会社概要と事業内容ページの分け方

同じことを 2 か所に書くと、どちらも中途半端になります。分ける基準は「読む人の目的」です。

  1. 会社概要は、相手を確かめるための事実。所在地、代表者、設立、許認可など
  2. 事業内容のページは、何をしてくれるかの説明。対応範囲、進め方、事例
  3. 会社概要の「事業内容」欄は一覧に留め、詳しくは事業内容のページへリンクする

業種ごとに、どのページがよく置かれているか

そのまま使えるひな形

左の欄を項目名、右の欄を自社の内容にして並べます。要らない行は消してください。

会社概要のひな形(この記事での整理)
項目 書き方
社名株式会社〇〇(屋号がある場合は併記)
所在地〒000-0000 都道府県市区町村 番地 建物名
代表者代表取締役 氏名
電話番号000-000-0000(受付時間を添える)
設立〇〇年〇月(創業が別ならどちらも)
事業内容一覧で 3〜5 行。詳しくは事業内容のページへ
(必要なら)許認可〇〇知事許可(般-00)第00000号 など
(必要なら)従業員数〇名(〇〇年〇月現在)

このひな形は、上の集計と読む人の目的から組んだ編集上の整理です。集計から出した順位ではありません。

実際のサイトで会社概要を見る

項目の並べ方や書きぶりは、実物を見るほうが早く決まります。販売中の 1 件を開いて、会社概要のページを見てください。

作り方は 3 つ|完成済み・自作・オーダーメイド

作り方はどれでも選べます。優劣ではなく、向いているケースが違います。

  • オーダーメイドで作る(制作会社に依頼) 要件を渡せば設計から任せられます。自社に合わせて一から作りたい場合や、撮影・原稿まで任せたい場合に向きます。SITE PICK でもオーダーメイド制作の相談を受け付けています。
  • 自分で作る(自作) 費用は抑えられます。会社概要のように項目が決まっているページは、自分で書きやすい部分です。サイト全体の構成と更新の仕組みまで組める場合に向きます。
  • 完成済みのサイトから選ぶ(完成済み) 構成・更新の仕組み・入口が組まれた状態を実物で確かめ、社名・写真・文章を差し替えて公開します。完成形を先に確認してから決めたい場合に向きます。この記事の集計は、その実際のサイトのデータです。

この記事のデータについて

調査対象: 2026年9月24日 時点で SITE PICK が販売していた実際のサイト 145 件。記事中の数値はこの日の集計で固定しています(最新の集計は公開データのページにあります)。売れた数や購入者に基づく数値は、十分な実売データが揃うまで掲載しません。 集計方法と元データ

参考にした外部の資料(2 件)

  1. スタンフォード大学の研究チームcredibility.stanford.edu・2026.9.25 確認
  2. Google 検索セントラルdevelopers.google.com・2026.9.25 確認

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