最終更新:10 月 24 日 01:50(日本時間)
続報が出たら追記します。
すぐ見る:よくある疑問 / 問い合わせた人・口コミを書いた人 / 載せている販売店 / 技術的な詳細 / 経緯
ひとことで言うと
中古車サイトで販売店に問い合わせた人などの名前と住所が、漏れたおそれ(10 月 21 日の発表まで)
- リクルートの中古車情報サイト「カーセンサーnet」の関連システムに、外から何者かが入り込んだ。10 月 17 日に気づき、その日の 17 時ごろから、アプリや販売店向けの「C-MATCH」も含めてサービスを全部止めた
- 漏れたおそれがあるのは最大 3,709,551 件。多くは、販売店に問い合わせた人の名前と、市区町村までの住所。カードなどの支払いの情報とログインのパスワードは含まれていない
- 対象の人には、リクルートから順に連絡が届く。この件を悪用した、あやしいメールや電話に気をつける
どうすればいい?
よくある疑問と答え
-
自分は対象?
カーセンサーnet(アプリを含む)で販売店に問い合わせた人や、口コミを書いた人が主な対象です。リクルートから順に個別の連絡が届くので、それで確かめます。
→ 漏れたおそれがある情報の一覧 - カード番号やパスワードは漏れた? クレジットカードなどの支払いの情報と、ログインのパスワードは含まれていません。
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気をつけることは?
あやしいメール・SMS・郵便は開けず、あやしい電話には出ないでください。本文のリンクや、添付のファイルも開かないでください。
→ 問い合わせた人がやること - カーセンサーはいつ使える? 10 月 21 日の発表には、再開の時期は書かれていません。
-
載せている販売店は?
C-MATCH に登録している販売店は、代表者や担当者の名前・電話番号、古物商の許可番号、ログイン ID などが対象です。個人事業主は、引き落とし口座の情報も含まれます。
→ 販売店がやること -
原因は?
第三者からの不正なアクセスとされていて、くわしい原因と範囲は調べているところです。発表から分かる点を、システム担当者向けに下にまとめています。
→ 技術的な詳細
詳しくは:問い合わせた人・口コミを書いた人 / 載せている販売店
この記事では、カーセンサーの情報漏洩(個人情報が漏えいした可能性)について、リクルートの 10 月 21 日の発表だけをもとに、何が起きたのかと、カーセンサーで販売店に問い合わせた人・口コミを書いた人と、カーセンサーに載せている中古車販売店がやることを整理します。
何が起きたか
10 月 21 日の発表で分かっていることです。リクルートは 10 月 17 日に、同社の「カーセンサーnet」の関連システムに、外からのあやしいアクセスがあることに気づきました。
利用者と取引先を守り、影響を調べるため、同じ日の 17 時ごろから関連するサービスを全部止めています。止めたのは「カーセンサーnet」、アプリの「カーセンサー」、中古車販売店向けの業務のサービス「C-MATCH」などです。10 月 20 日には、漏れたおそれがある情報の項目と件数(最大値)をつかみました。くわしい原因と範囲は、調べているところです。
| だれの情報 | 内容 |
|---|---|
| 販売店に問い合わせた人(3,210,421 件) | カーセンサーnet(アプリを含む)で中古車販売店に問い合わせた人。氏名と住所が 3,176,375 件。氏名・住所・問い合わせ内容・年代・性別が 33,247 件。氏名・住所・問い合わせ内容・電話番号・FAX 番号・メールアドレスが 799 件。住所は原則として市区町村名まで。町名・番地・建物名・部屋番号まで書かれているおそれがあるのは最大 447,670 件 |
| 口コミを書いた人(5,289 件) | 氏名が 5,285 件。氏名とメールアドレスが 4 件 |
| C-MATCH に登録している販売店(483,168 件) | 代表者や担当者の氏名・電話番号、古物商の許可番号・許可を持つ人の氏名・発行した都道府県、ログイン ID。個人事業主は、これに加えて事業所・窓口の住所・郵便番号・電話番号・FAX 番号・引き落とし口座の情報 |
| 従業員・取引先の担当者など(10,673 件) | リクルートの従業員(辞めた人を含む)、業務を任せている会社や「カーセンサー」の販売代理店の従業員などの、氏名・メールアドレス・ログイン ID |
| 含まれないもの | クレジットカードなどの支払いの情報と、ログインのパスワード。なお、どの対象にも、リクルートが社内で付けている管理用の ID が含まれる |
合わせると最大 3,709,551 件です。リクルートは、個人情報保護委員会へすでに速報を出し、対象の人には順に個別に連絡するとしています。連絡がつかない人や辞めた人などには、この発表で知らせ、問い合わせ窓口で受けるとしています。
問い合わせた人・口コミを書いた人がやること
リクルートの案内です。10 月 21 日の時点で、リクルートが分かっている範囲では、この件による二次被害は確認されていません。ただ、漏れたおそれがある情報を悪用した連絡が届くおそれがあるとして、次の点に気をつけるよう呼びかけています。
- あやしいメール・SMS・郵便を開けない。あやしい電話に出ない
- 本文に書かれたリンクを開かない
- 添付されたファイルを開かない
自分が対象かどうかは、リクルートから順に届く個別の連絡で確かめます。分からないことは、発表に載っている専用の問い合わせ窓口に聞いてください。
この記事での整理です。車の購入や査定を装った連絡で、自分が問い合わせた車や販売店の話をされても、すぐには信じないでください。販売店の公式の連絡先にかけ直して確かめると安心です。
経緯
| 日付 | できごと |
|---|---|
| 2026 年 10 月 21 日 | リクルートが、漏れたおそれがある個人情報を最大 3,709,551 件と公表。個人情報保護委員会へ速報を出したこと、対象の人へ順に個別に連絡すること、専用の問い合わせ窓口を示した |
| 10 月 20 日 | 調べた結果、漏れたおそれがある個人情報の項目と件数(最大値)をつかむ |
| 10 月 17 日 | 「カーセンサーnet」の関連システムへの、外からのあやしいアクセスに気づく。17 時ごろから、アプリや C-MATCH を含む関連サービスを全部止めた |
カーセンサーに載せている販売店がやること
C-MATCH に登録している中古車販売店は、代表者や担当者の氏名・電話番号、古物商の許可番号、ログイン ID などが対象です(ログインのパスワードは含まれない)。個人事業主は、事業所の住所や引き落とし口座の情報も対象です。リクルートの発表で示されているのは、対象の人への個別の連絡と、あやしい連絡への注意です。
- リクルートからの個別の連絡を確かめ、分からないことは専用の問い合わせ窓口に聞く
- リクルートやカーセンサーを名乗って、ログインや支払いを求める連絡に気をつけるよう、店の担当者みんなに伝える(この記事での整理)
- 個人事業主は、身に覚えのない引き落としがないか、口座の動きを確かめる(この記事での整理)
- カーセンサーから問い合わせをくれたお客さまに聞かれたら、推測で答えず、リクルートの発表と窓口を案内する(この記事での整理)
技術的な詳細(システム担当者向け)
ここからは、会員や問い合わせの仕組みを運用している担当者・エンジニア向けです。10 月 21 日の発表から読み取れる技術的な点を、発表の言葉に沿って並べます。
| 観点 | 発表の内容 |
|---|---|
| 検知 | 10 月 17 日、「カーセンサーnet」関連システムに対する外部からの不審なアクセスを検知 |
| 初動 | 同日 17 時頃から、関連するすべてのサービス(Web・アプリ・販売店向けの業務支援サービス C-MATCH など)を一時停止 |
| 影響の範囲 | 漏えいの可能性がある項目と件数は最大値として把握(合計で最大 3,709,551 件)。決済情報とログインパスワードは含まれない。すべての対象に、社内の管理用 ID が含まれる |
| 報告 | 個人情報保護委員会へ速報済み。対象者へは順次個別に連絡 |
| 発表に無いこと | 侵入の経路・悪用された脆弱性や設定・攻撃の手口・不正アクセスが始まった時期・漏えいが確定したかどうか・サービスの再開の時期 |
この記事での整理です。今回は、ログイン ID は対象でも、ログインパスワードは含まれていません。ID が知られた状態では、パスワードを聞き出そうとする偽のログイン画面(フィッシング)が狙われやすくなります。業務用の管理画面は、パスワードだけに頼らず、多要素認証や接続元の制限を組み合わせておくと、ID が漏れたときの被害を小さくできます。
自社で見直すこと
ポータルサイトに載せていると、お客さまからの問い合わせの情報は、自社のサイトだけでなく掲載先のサービスにも残ります。掲載先で事故が起きたときも、お客さまへの説明は自社にも求められます(この記事での整理)。
- お客さまの情報が残っている場所を一覧にする ポータルサイト・自社サイトの問い合わせフォーム・予約や在庫管理のサービスなど、問い合わせの情報が残る場所と、それぞれの事故のお知らせが出る場所を控えておく。
- 自社からの連絡の手段を公式サイトに書いておく どの電話番号・アドレスから、どんな用件で連絡するかを自社のサイトに書いておくと、店を装う連絡と見分けてもらいやすくなる。
- 掲載先が止まっても問い合わせを受けられるようにする ポータルサイトが止まっている間も、自社のサイトから在庫の案内や問い合わせを受けられると、お客さまとのつながりが途切れにくい。
ほかの最近の出来事は 「最近のサイバー攻撃と対策」、問い合わせフォームの考え方は 「問い合わせフォーム」、続けて備える体制の考え方は 「ホームページの保守」 にまとめています。
作り方は 3 つ|完成済み・自作・オーダーメイド
作り方はどれでも選べます。優劣ではなく、向いているケースが違います。
- オーダーメイドで作る(制作会社に依頼) 要件を渡せば設計から任せられます。自社に合わせて一から作りたい場合や、撮影・原稿まで任せたい場合に向きます。SITE PICK でもオーダーメイド制作の相談を受け付けています。
- 自分で作る(自作) 費用は抑えられます。そのかわり、使っているサービスの事故の情報を追い、お知らせの掲載や安全対策を公開後もずっと自分で続けることになります。
- 完成済みのサイトから選ぶ(完成済み) 構成・更新の仕組み・入口が組まれた状態を実物で確かめ、社名・写真・文章を差し替えて公開します。完成形を先に確認してから決めたい場合に向きます。この記事の集計は、その実際のサイトのデータです。